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産業医?みたいな働き方|専任のクラウドセキュリティ人材は本当に必要か?

キャリアとスキル
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中小企業のリアル

クラウドは、もはや大企業だけのものではありません。

AWS、Azure、Google Cloud、Microsoft 365、Google Workspace。

中小企業こそ、積極的に活用すべき時代です。

しかし現場では、こんな声をよく聞きます。

  • セキュリティが大事なのは分かっている
  • でも専任人材を雇う余裕はない
  • 設定はベンダー任せ
  • とりあえず動いている状態
  • 何が正解か分からない

これは、珍しい話ではありません。

むしろ、一般的です。

問題は「事故が起きるまで見えない」

クラウドセキュリティの怖さは、

問題が起きるまで、問題が見えにくいこと。

たとえば、

  • 過剰権限
  • MFA未設定
  • ログはあるが未確認
  • バックアップはあるが復元未検証

今日すぐ事故が起きるわけではない。

しかし一度起きれば、信用も事業も一瞬で揺らぎます。

この構造、どこかで見たことがありませんか?

産業医との共通点

私はこれを見ていて、産業医の役割とよく似ていると感じました。

産業医は、

  • 常駐しない
  • でも定期的に診る
  • 兆候を見逃さない
  • 重大化する前に改善を促す

企業は、産業医をフルタイムで雇いません。

必要な専門性を、必要な頻度で提供してもらう。

クラウドセキュリティも、同じで良いのではないでしょうか。

「クラウドセキュリティ産業医」という考え方

私が考える役割は、こうです。

  • 定期的なクラウド設定診断
  • 権限・認証・ログ・バックアップの横断確認
  • 経営リスク視点での翻訳
  • 事故対応よりも予防重視

重要なのは、専任人材を抱えなくても、適切な状態を維持できること。

完璧を目指さなくていい

クラウドセキュリティは、完璧である必要はありません。

必要なのは、

  • 自社規模に合っているか
  • 事業リスクと釣り合っているか
  • 成長フェーズに合っているか

この“バランス”を判断する視点です。

技術だけでもだめ。経営だけでもだめ。

両方を横断して見られる存在。

なぜ私がこれを言うのか

私はこれまで、ネットワーク、セキュリティ、IT戦略、そして経営層との対話を経験してきました。

事故対応も、現場の混乱も、経営判断の難しさも見てきました。

だからこそ思うのです。

多くの企業に足りないのは、高度なツールではなく、定期的に“診る人”ではないか。

ニーズは、もう始まっている

「セキュリティは大事」「でも人がいない」「何から手をつければいいか分からない」

この声は、確実に増えています。

SOCやCSIRTという言葉は難しい。

でも「産業医」と言えば、多くの経営者がすぐ理解できます。

これから

クラウドは便利です。しかし、放っておいて安全になるものではありません。

一方で、すべてを内製し、完璧を目指す必要もありません。

必要なのは、定期的に診てくれる専門家がいること。

私はこの「クラウドセキュリティ産業医」という在り方が、これからの中小企業にとって現実的で持続可能な選択肢になると感じています。

この記事を書いた人
葉比流 はぴる

PRO WORKS 責任者(末吉令美奈)の友人である筆者が綴る「55歳からのリアルなキャリア再設計」 。自律的な働き方を目指すフリーランスの皆さんにも役立つヒントが満載だと思ったので、ここで紹介します!

【葉比流 はぴる】
「クラウドセキュリティエンジニア」。50歳(2020年)からの学び直しを通じ、約30年のIT基盤エンジニア経験を日本の根幹である中小企業の力に変えるべく邁進中。「みんな違って、みんな良い」をITの現場に実装し、組織の物語に寄り添う体質改善を支援します。仕組みを動かすのは物語。

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