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「ケアがあっても、フリーランスとして働く」 article2:パートナーと育児と介護と仕事を「チーム戦」に変える方法

キャリアとスキル
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仕事もある、子どももいる、親のことも気になる。すべてを自分で回そうとすると、どこかで息が詰まりそうになる。そんな感覚を持つこともあるかもしれません。

特にフリーランスは「自分が止まると収入も止まる」構造です。この前提で個人戦を続けると、いずれ回らなくなります。だからこそ必要なのは、気合いではなく「回る仕組み」に変えることです。

複数が重なると難易度が上がる

育児と仕事の両立だけでも負荷は大きいものですが、そこに介護が重なるケースも、現役世代では珍しくありません(※1平均年齢39.6歳)。

それぞれ単体なら対応できても、同時に重なることで時間も判断力も足りなくなる。いわゆるダブルケアに近い状態です。

この前提に立つと、「一人で回す」という設計そのものに無理があることが見えてきます。

介護は「自分ごと」になっている

※2厚生労働省の調査では、在宅介護の主な担い手は「同居の家族」が45.9%で、うち「配偶者」22.9%、「子」16.2%、「子の配偶者」は5.4%にとどまります。

つまり、「嫁が介護する」という前提はすでに主流ではありません。今は、配偶者か実の子どもが担う構造に変わっています。

一人っ子世帯も増え、「誰かに任せる」のではなく、「自分が関わる」前提で考える必要がある時代です。

チーム戦に変えるための現実的な進め方

まずは、自分が担っているタスクを見える化します。

そのうえでパートナーと、「どうすれば無理なく回るか」を基準に分担を調整します。

ここで大切なのは、タスクの分担を「作業」として捉え、感情的にならずに粛々と進めることです。お互い頑張っているからこそ、「わかってほしい」という気持ちから感情をぶつけあってしまうこともあるかもしれませんが、パートナーといえども価値観の異なる人同士。自分の想いをそのままぶつけてしまうと、口論や見解の相違につながりかねません。

実際には、週1回や月1回など話し合う時間を設け、家族のことも仕事と同じように整理しているケースもあります。この話し合いの場は、あくまでタスクを合理的に再配分するためのものと割り切り、お互いの負担感を共有することで、ズレを小さくできます。また、カレンダー共有も有効です。誰が何を担当するのかを見える化しておくことで、その都度話し合わなくても回せる状態を作れます。

外部と家電で時間を確保する

家族内だけで回すのは現実的ではありません。外部と設備を組み合わせて時間を作ります。

介護は地域包括支援センターなどへの早期相談が有効です。

日常生活では、家事代行や一時保育に加えて、家電の活用も効果的です。食洗機や乾燥機付き洗濯機は、毎日の作業を確実に減らします。

1日30分でも削減できれば、年間では約180時間になります。これはフリーランスにとって、そのまま仕事や休息に使える余白です。

仕事の設計も見直す

フリーランスは時間の使い方次第で負担が大きく変わります。

自分しかできない仕事と、そうでない仕事を分け、後者を減らす。 打ち合わせを減らし、チャットやメールなど時間を合わせなくても進められるやり取りに切り替えることも有効です。

外注や設備にどれくらいお金を使うかは迷いやすいところですが、目安を持っておくと判断しやすくなります。

例えば、売上の1〜2割程度を「時間を確保するための費用」として使うなど、ある程度の基準を決めておけると無理なく回しやすくなるでしょう。

「回る体制」を先に作る

大切なのは、頑張り続けることではなく、崩れない体制を作ることです。

家族、外部サービス、設備。この3つで負担を分散し、自分は全体を調整する側に回る。

最初から完璧を目指す必要はありません。少しづつ できることから始めてみてください。

 

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